20歳女性。アカデミア帰りの現在大学二回生。大学近くに賃貸で古い日本家屋を借りて暮らしている。

　日置流弓術 雪荷派の吉田 重勝の遠い血筋で、一家揃って日置流弓術を修めている家庭に育つ。
本人に弓術の才は並み程度しかなく、その分、若い頃からの経験と努力でなんとか食らいついていた。
　中学三年生の時、実家の射場の蔵を掃除している際、厳重に封印された巨大な行李を見つける。
興味を覚え開けてみると、中にはとても古めかしいが手の込んだ逸品の和弓が納められてあった。
　美しさに見惚れて、「この弓は私程度が持つには相応しくない」と分かっていたのに、
「いずれ、父様(ててさま)の跡を継ぐまでになれば……」と触れてしまう。それが間違いだった。

　弓術を極めたいとの渇望と、その和弓──“遺産”が反応してオーヴァードに覚醒。
覚醒のショックでその場で気絶してしまい、探しに来た父親に発見されUGNに収容されることになる。

　父親は家に伝わる文献で、那須野家の先祖にオーヴァードがいてその先祖が使っていた弓が遺されて
いたことを知っており、UGNと以前接触していたのだった。“和弓”については那須野家に流れる血が
継承の鍵となっていることが調査で判明し、家宝ということもあり、UGNも強く収容を勧めることが
出来なかったのだった。(なお父親は触っても反応しなかったし、他にも条件があったと思われる)

　瞳はUGNのレクチャーを受け、中学卒業と同時にアカデミアに入校、三年間をアカデミアで過ごす。

　アカデミア卒業後、本土に帰還してからエージェント登録。各地方支部勤務を経て戦闘力が認められ、
日本支部直属に最近なった。

　デビュー戦から何故か“ディアボロス”と戦うことになり、腐れ縁と呼んでもいいぐらいの接触を
経ている。本人は春日 恭二(“ディアボロス”)のしぶとさ(強さ)を十分に理解しており、ある意味感服している。

　弓術に関しては覚醒前、覚醒後関わらず鍛錬を続けているが、本人の能力では雪荷派で「平弓」、
弓道で「五段、錬士」が限界でそれ以上の極みに届かない。
　しかし、遺産を持てば正射必中。これが正直辛い。自分が弓の遣い手ではなく、弓が自分を使っている。
そう悲観する彼女の苦悩は深い──

　可愛い系でやや地雷系の格好を好むのも、ストレスが影響している可能性がある。など色々と
屈折してはいるが、遺産込みで戦闘エージェントとしては優秀な類。武人らしく用意周到な面もある。

　ロングな髪をやや明るめの赤みがかった茶髪に染めている、かなりの高身長でモデル体型。正直美人。
20歳で成人してるのに服装は地雷系混じり。なのに喋り方が古風で可愛い系の外見とのギャップがエグい。
戦闘時は弓術(道)着を着込み、長い髪をポニーテールにして上げて赴く。

　基本的には真面目で落ち着いてるが、時折暴走気味になる。外見からはそう見られないが、弓術は
礼法にも通じる面があるので格好を無視すれば、礼儀正しく、風格もあり、頼りがいもある。

　シンドロームはバロール×ブラックドッグのクロスブリード。

　戦闘スタイルは遺産の和弓を使った遠距離攻撃タイプ。また重火器を準備しておき、重力と電気能力で
操り多重攻撃を仕掛ける。矢の鏃が超小型の魔眼であり、命中したら超小規模のブラックホールになり
敵の身体をえぐる。矢を連続してつがえて一瞬の内に連射することができ、面制圧すら可能なほど。
が、大変な集中力を使うので多発出来ない。遺産が無ければオーヴァードとしても二流だと思っている。
　
　コードネームは遺産があるからこそ弓聖になれる。所詮自分自身は贋作でしかないという意味の自称。
ウィリアム・テルの真似をして妻を射殺したウィリアム・S・バロウズと同じだという自嘲も込めてある。

　一般人がいない処ではウェポンケースや持ち物は周囲に浮かしている。ケース内に小型ドローンを収納。
「よいちちゃん」と名付けて可愛がっている。

　本人は遺産とオーヴァードの能力が邪魔をして気づいていないが、地力で将来的には「免許皆伝」まで
進めると、父は気づいている。

12月16日
ゴールデンオレンジ
golden orange
#F79101

「アンチマテリアルライフル」 (R2.P187)
種別：射撃　　　技能：〈射撃〉
命中：０　　　　攻撃力：20
ガード値：－　　射程：300m　　　購入／常備化：35／24
解説：大口径弾を使用するライフル銃。
　この武器を使用する射撃攻撃に対しては、ガードを行なえない。この武器を装備している間、
他の武器は装備できず、同じエンゲージにいるキャラクターを攻撃の対象にできない。
　この武器は1シナリオに1回まで使用できる。この攻撃に対してカバーリングを行なった場合、
ガードを行なったものとしてダメージを算出できない。